研究課題/領域番号 |
08680402
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
迫江 博昭 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 教授 (30215701)
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研究分担者 |
片山 喜規 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 助手 (00214338)
宮崎 明雄 (宮崎 昭雄) 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 助教授 (70192763)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 線図形解析 / 線図形検出 / CYKアルゴリズム / 2次元CYK / ビームサーチ / 高速化 / 軌跡群検出 / 動的計画法 |
研究概要 |
モデルに基づく線図形解析法に関して検討した。雑音に埋もれた線図形を、モデル当てはめにより安定に、かつ効率よく抽出することを目的としている。 1.モデル当てはめをDPで行う幾つかの研究が知られているが、これらではモデルを正規文法で記述しており、解析能力が低いという問題があった。今回、モデルの記述を、文脈自由文法(CFG)にレベルアップし、CYK解析法を2次元化したアルゴリズムを開発した。当初、計算量が問題となったが、本研究を通じて、4桁以上の高速化が達成された。 2.時間軌跡画像の解析法の改良を試みた。時間軌跡のモデルをDPを用いて解析する手法が幾つか知られているが、複数の軌跡が同一時間軸上に有る場合の解析法はあまり検討されていない。今回、複数の軌跡それぞれのモデルに加えて、軌跡間の関係を記述するモデルを用意し、このモデルに当てはめて、複数の軌跡を一括解析する方法を検討した。雑音に対する安定性が確認され、計算量に対する評価も得られた。このテーマでも、モデルをCFGにレベルアップすることが考えられ、今後の課題となる。 3.関連して、オンライン文字認識の画対応問題、画像処理手法に関して研究した。
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