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マルチエージェントによるグループ学習支援システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08680406
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 知能情報学
研究機関広島市立大学

研究代表者

大槻 説乎  広島市立大学, 情報科学部, 教授 (70037745)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードマルチエージェント / 学習支援 / 討論支援 / グループ学習 / 学習者モデル / 分散協調 / CSCL / ITS
研究概要

学習支援と討論支援の2種のエージェントを用いて、グループの問題解決過程をフォローし、必要に応じて、助言、共同作業、演示を行って、学習者個人のアウエアネスに基づく知識獲得を支援する実験系を構成し、国際会議で発表した。システムの中心部分は学習支援エージェントと討論支援エージェントからなる。以下に概要を示す。
1)学習支援エージェント:学習者が、個人ウインドウ上で新しく得た知識を同化して、試行錯誤を繰り返しながら、正解に到達するように支援する知的教授システムを実現した。討論からアウエアネスを得るための支援方法としては、個人知識の和集合をグループ知識と仮定して、問題解決に必要な前提知識に対するグループ知識の欠落部分と誤り部分を補完する学習エージェントを提案・実現した。
2)討論支援エージェント:学習支援エージェントを含めたグループ全体の知識は問題解決に必要な前提知識をカバーしているので、討論さえ活発に行われれば、個人の誤概念や欠落知識は、学習者相互の議論によって補完できる。このためには、討論への参加を勧誘する機能および討論の調整機能を持つエージェントが学習エージェントと協調的に働くことが必要である。前者は下記の動作を行う。
・埋没した意見に応答する。・少数意見を擁護する。・正しい意見を持っているのに発言しない学習者に質問する。・分からないのに発言しない学習者に代わって、質問する。
後者は下記の動作を行う。
・対立する意見を出す。・誤概念に気付くために必要な間違いを犯す。・誤概念が修正できない場合は、他の学習者エージェントに質問をする。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] K.Asami,A.Takeuchi,S.Otsuki: "Methods of Modeling and Assisting Causal Understanding in physical systems" Proc.of Fifth International Conference on User Modeling. 145-152 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] M.Nakamura,A.Takeuchi,S.Otsuki: "Roles of Student Models for Assisting Group Learning" Proc.of Fifth International Conference on User Modeling. 216-218 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 小路口心二、土田行一、竹内章、大槻説乎: "データベースからの発見的学習のための分散協調支援環境" 電子情報通信学会春季全国大会講演論文集. (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 大槻説乎: "協調学習場のためのマルチメディア環境(パネル講演)" 電子情報通信学会春季全国大会講演論文集. (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 中村学、竹内章、大槻説乎: "グループ学習支援の構成と実現法に関する研究" 人工知能学会研究会報告. Sig-IES-9601. 41-48 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 岩根典之、竹内章、大槻説乎: "算数の文章題を対象としたネットワーク型教育支援環境" 電子情報通信学会論文誌,1997-4. Vol.80(印刷中). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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