研究課題/領域番号 |
08680413
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
三宅 芳雄 中京大学, 情報科学部, 教授 (80099910)
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研究分担者 |
土屋 孝文 中京大学, 情報科学部, 講師 (10227431)
小笠原 秀美 中京大学, 情報科学部, 講師 (60204054)
高橋 和弘 中京大学, 情報科学部, 講師 (00236267)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 学習の停滞 / 能動的援助 / 情報の共有 / アクティブヘルプ / ヘルプシステム |
研究概要 |
ワードプロセッサーや表計算ソフトウエアなど複雑な情報システムを一般のユーザーが使うようになるにつれ、情報システムを学習しやすくするという問題がますます重要になりつつある。特に、情報システムが高度化し多くのの機能を持つようになるにつれ、有用な機能の多くがユーザーに学ばれないままになるという問題が顕著になってきた。我々はこの問題を「学習の停滞」と呼び、それを引き起こす認知過程とその防止対策を研究してきた。本研究では、ローカルネットワーク上のさまざまなリソースを活用することによって情報システムを継続的に学習し、学習の停滞を防止することを可能にする情報環境とはどのようなものかその可能性を追求し、実際にプロトタイプを実現し、その有効性を検証した。 この問題の解決を目指して本研究では次のようアプローチをとった。一つは学習の対象となるシステムの方がユーザーに対して能動的に情報を提供することで継続的な学習を可能にするものである。具体的にはemacsエディタ上でユーザの作業対象の詳細な記録に基づく能動的ヘルプシステムを開発しその有効性と問題点を確かめた。また、Smalltalk環境でユーザの作業をリアルタイムに分析しユーザの必要としている援助を推測する知的な能動的援助システムをエディター上に開発し、その有効性を検証した。 一方、継続的な学習を可能にする環境を実現するもう一つのアプローチとして、ユーザーの方が自発的、能動的にシステムを学習するように仕向ける情報環境を用意するというアプローチをとった。具体的にはネットワーク上で情報をグループで共有しそれを利用する情報環境のプロトタイプを実現しその効果を検証した。
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