研究課題/領域番号 |
08680433
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報システム学(含情報図書館学)
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
高橋 豊 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (00135526)
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研究分担者 |
笠原 正治 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (20263139)
田地 宏一 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (00252833)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ハイパフォーマンス / ネットワーク / マルチメディア / トラヒック / バースト / MAP / システム工学 / 性能評価 |
研究概要 |
ハイパフォーマンス・ネットワークの設計・管理に関する基礎理論をシステム工学的観点から確立することを目指して研究を行い、下記の研究成果を得た。 ・バースト的な性質をもつトラヒックを入力とするMAP/G/1待ち行列モデルを考察し、他のトラヒックが割り込む場合を含めて解析を行った。 ・輻輳時にはプッシュアウト方式に従って廃棄が起こり、バケ-ショのある待ち行列モデルを考察し、その解析結果を示した。 ・システムの総合的な性能を定量的に把握するために、理論的な解析とシミュレーション技法を融合した環境を提供する性能評価システムであるasqを開発中であるが、その核となるオブジェクト指向シミュレータ構築の方法論を提案した。 ・マルチメディア・トラヒックをLANで送受信するために提案されているDemand-Priority方式のモデル化を行い、その数学的な性能解析法を示した。 ・無線環境下でマルチメディア情報を高速に送信するための通信プロトコルであるCSMA/CD-PSのモデル化を行い、その性能評価手法を示した。 ・画像情報などのようにトラヒック特性がバースト的で、しかも自己相似性・長時間依存性を持つトラヒックを数学的に記述するための表現法を提案し、その有効性を確認した。 ・ATMネットワークにおいて、MPEGにより符号化された画像情報が交換機を多段に亙り送信された場合のジッターを評価するためのシミュレーション・モデルを開発し、実行を行った。 ・ATM交換機におけるセル伝送特性を評価するためにランダム順処理規則に従い、リトライのある待ち行列モデルを考察し、その理論的解析を行った。 ・複数のトラヒック源を入力とし、リ-キ-バケット方式によりトラヒックの平滑化を行う多重化装置における呼損確率を計算する方法を提案した。 ・セル型無線通信網においてセルを階層化した場合のトラヒックモデルを提案し、その性能解析を行った。
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