研究課題/領域番号 |
08680458
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
大野 勝久 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (50026118)
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研究分担者 |
小島 貢利 名古屋工業大学, 工学部, 助手 (20273310)
中出 康一 名古屋工業大学, 工学部, 助手 (50207825)
大鋳 史男 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (60116001)
玉置 光司 愛知大学, 経営学部, 教授 (40121876)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1996年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | ジャストインタイム生産システム / 自律分散型生産システム / MRP / OPT / 生産システム・シミュレータ |
研究概要 |
ジャストインタイム(JIT)生産システムは、必要な物を、必要な時に、必要な量だけ生産する多品種小量生産システムであり、後工程引き取り、後補充生産方式による自律分散型生産システムである。この生産方式を支える特徴的な手段が、かんばん方式、平準化、改善による「徹底的な無駄の排除」の仕組み、多能工化である。他方、MRP(資材所要量計画)は、1960年代にIBMにより開発され、世界中に普及した生産方式である。MRPは、需要予測、受注に基づく基準生産計画を実行するために、素材・部品から完成品までを時間単位で管理する方式であり、押し込み方式である。また、OPT(最適化生産技法)は、1970年代にイスラエルで開発された生産方式であり、ボトルネック工程の利用率を最大化し、リ-ドタイムの短縮、最適在庫水準の維持などの目標を達成する最適スケジュールを導くことを目指している。 本研究では、計算機・通信技術、生産技術の今後の技術進歩と国際政治・経済に関するシナリオのもとで、JIT、MRP、OPTの発展形とともに、提案されている未来型生産・物流システムの実現可能性を明らかにするため、実現可能性の高いいくつかの次世代生産・物流システムの構築を行い、それらの性能評価・経済分析を導入済みの生産システム・シミュレータROPSIIを駆使して明らかにした。これにより、人に優しく、環境に優しい、かつ国際競争力に勝れた次世代生産・物流システムの開発が可能となった。
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