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不確実性、不確定性の下での数理的意志決定とその社会システムへの応用

研究課題

研究課題/領域番号 08680460
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会システム工学
研究機関大阪大学

研究代表者

石井 博昭  大阪大学, 工学部, 教授 (90107136)

研究分担者 新森 修一  鹿児島大学, 教養部, 助教授 (40226353)
塩出 省吾  大阪大学, 工学部, 助教授 (40154174)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード不確実性 / 不確定性 / 意思決定 / 在庫管理 / スケジューリング / 施設配置 / ファジイランダム変数 / 予測
研究概要

まず、ファジイ・ランダム変数を含んだ制約条件を導入した線形計画問題について、その等価確定問題を導出した.特にその等価確定条件の解析から、もとのファジイ・ランダム計画問題が通常の線形計画問題ばかりでなく、確率的線形計画問題をも含むより一般的でより現実に適応し得るモデルであることを示した.また、この問題を基礎に確率的在庫問題の品切れコストをファジイ数としたより現実的問題の解析を行い、品切れコストを確定値とした時との最適発注量についての比較を行った.予想された様に曖昧性が存在する分ファジイ品切れコストの場合の方が最適発注量が多くなる事が明かになった.需要予測に関しては主変動としての確率的要素と揺れとしての曖昧性を考慮したより現実的で一般的ななモデルを提案しその解析を行った.現在、実際のデータを用いて検証中である.さらに、スケジューリング問題については従来からのファジイスケジューリングの研究は勿論、幾つかの多目的スケジューリング、特に近似解法としてのメタヒューリスティックによる方法を考案したフローショップ問題の解法の開発や並列機械における最大納期ずれと最大完了時間の同時最小化について考察を行った.後者については2つの目的の間のトレードオフの明白な関係を求めた.その結果、既に行っているファジイ人員配置の研究と合わせて需要予測、在庫管理、スケジューリングのこれらの研究から、多様性や曖昧性を含むトータルの生産システムの構築の基礎ができたと思われる.さらに、プロダクト・ミックスについても現在フレキシブルなモデルを考察中である.一方、施設配置問題においても多様性・曖昧性・確率変動を持つ問題を考え、その最適配置についても考察した.また、政策の形成過程についてある協力ゲームとしてモデル化し、その構造を数理的に明らかにした.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 毛利,石井,益田: "多目的フローショップ問題へのメタヒューリスティックの応用" 生産スケジューリング・シンポジウム'96講演論文集. 7-12 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 伊藤,石井: "経路の存在性を考慮したファジイ最短経路問題" 京都大学数理解析研究所講究録. (掲載予定). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 毛利,石井,益田: "多目的MPMスケジューリング問題" 京都大学数理解析研究所講究録. (掲載予定). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 片桐,石井,伊藤: "ファジイランダム変数とその応用" 京都大学数理解析研究所講究録. (掲載予定). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 鶴見,塩出,石井: "不確実性を含む交渉集合について" 京都大学数理解析研究所講究録. (掲載予定). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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