研究課題/領域番号 |
08680466
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学
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研究機関 | 東京都立科学技術大学 |
研究代表者 |
山崎 源治 東京都立科学技術大学, 生産情報システム工学科, 教授 (80100387)
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研究分担者 |
逆瀬川 浩孝 早稲田大学, 理工学部, 教授 (90000207)
飯村 清明 東京都立科学技術大学, 自然系, 助教授 (50112470)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 生産システム / 確率モデル / 経済的最適化 / システム設計 / FMS / 検査工程 / 点過程 |
研究概要 |
増々複雑化している生産システムの設計指標を確率モデルを用いて得ようとすると、従来のモデルを用いることには無理がある。すなわち、個々のシステム内のジョブの動きをトレースし、加工時間のバラツキ等も取り入れなければならない。本研究は、そのようなモデルの構築と、そのモデルから設計指標を得るための解法の提案を主目的としている。解法としては、ジョブの加工時間のバラツキ等を反映した‘点過程の保存則の応用'と、ネットワークモデルに対する新しい特性‘quasi-product form'の導入である。前者は小規模モデルの指標を得るためにきわめて有効であることを「FMSにおけるAGV最適台数決定問題」及び「FMSの個々の機械に配すべきローカルバッファ決定問題」に適用することで明らかにしている。後者の特性は、multi-level構造を持つモデルの解析で重要な役割を果たすことを示している。 本研究の他の目的は、上述のAGV最適台数決定問題等の生産システム設計に関連している最適問題の評価基準の選択について指針を与えることである。最適問題で良く使われている3つの基準下での最適解の大小関係には、一定の順序関係が存在することを一般的に証明している。その結果は、「最小生産費用基準」下での最適解の重要性を明らかにしている。
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