研究課題/領域番号 |
08680516
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
プラズマ理工学
|
研究機関 | 核融合科学研究所 |
研究代表者 |
加藤 隆子 核融合科学研究所, 研究・企画情報センター, 教授 (20115546)
|
研究分担者 |
村上 泉 核融合科学研究所, 研究・企画情報センター, 助手 (30290919)
藤本 孝 京都大学, 工学部, 教授 (90026203)
森林 健吾 核融合科学研究所, 研究・企画情報センター, COE研究員
|
研究期間 (年度) |
1996 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
|
キーワード | 衝突輻射モデル / 原子過程 / 二電子性再結合 / スペクトル線 / He様イオン / 炭素原子・イオン / プラズマ診断 / Be様イオン / 炭素原子 / 炭素イオン / 準安定状態 / 三重項線 |
研究概要 |
従来衝突輻射モデルは水素(又は水素様イオン)を基にして考えられてきた。即ち水素Hの基底状態1sからの電離しつつある成分とイオン化したH^+イオンからの再結合成分とに分離し水素の占有密度を議論することが出来る。この場合は束縛電子が一個のみであるため電離した状態H^+では電子がなく裸のイオンとなりイオン化した場合の励起状態を考えなくて良いのでシンプルに記述できる。しかしながらプラズマ中で実際に存在する多電子系イオンA^<z+>を考える場合はイオン化した状態A^<(z+1)+>にも励起状態がありその存在は無視することが出来ない。イオン化した励起状態も含めた多電子系イオンに対する衝突輻射モデルの定式化は現在ではまだ出来ていない。電離されたイオンA^<(z+1)+>の励起状態を考えないまでもイオンA^<z+>の励起状態の下には常に二電子励起状態が存在する。二電子励起状態を含めた衝突輻射モデルの定式化もまだされていない。 又時間依存の非平衡電離再結合過程に対して従来は基底状態のみを考慮する準定常状態を仮定する場合が多かったがトカマク程度の電子密度でも準安定状態(metastable state)を無視する事が出来ない場合があり準安定状態を含む時間依存非平衡電離の定式化も問題である。 本研究は上記の問題を解決する目的で以下の研究を行った。しかしゴールはまだ遠くさらなる研究が必要である。 1) プラズマからのスペクトル線への準安定状態の影響 2) 励起状態への二電子性再結合速度係数 3) 再結合プラズマでのスペクトル線強度及び放射損失の温度及び密度依存性 4) 太陽フレアー及び短パルスレーザーからの時間依存X線スペクトル 5) 局所熱平衡の近くでの線形応答関数
|