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環境から米へのトリチウムの移行

研究課題

研究課題/領域番号 08680533
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 核融合学
研究機関秋田大学

研究代表者

久松 俊一  秋田大, 医学部, 助手 (50108932)

研究期間 (年度) 1996 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードトリチウム / 環境 / 米 / 食品 / 有機結合型 / 原子力施設
研究概要

Tは核融合の燃料として将来に渡って重要な核種であるが、環境中に放出された被曝線量評価上、食品中の有機型Tの寄与が大きいことがドイツで構築されたモデルで示されている。一方、日本人の場合は米が主食であり、全有機型水素摂取に対する米の寄与が大きいため、有機型Tに関しても米は重要である。しかし、稲についてのT取り込みのデータは少ないため、これを実フィールドで求めることを本研究の目的とした。このためのフィールドの選択と空気中HTOの長期モニタリングのためのパッシブサンプラーの開発が本年度の目標であった。
フィールドの候補として東海村を選択した。村内で収穫された米試料を採取し、その有機結合型T濃度を測定した結果、施設周辺の地域では一般環境に比較して有機結合型T濃度が高く、最大で4-5倍の濃度が認められた。この結果を参考として、今後、実際に使用するフィールドを決めていきたい。また、原子力施設から放出されたTの米への移行経路としては空気中からの沈着が重要となるため、空気中HTOのパッシブサンプラーを自作中である。パッシブサンプラーは吸湿剤を入れた容器に外気の取り入れ口を設け、拡散によって容器内に入るHTOを捕集するものであるが、可動部分がないため、長期に渡る採取が簡単に行える利点を持つ。これに関しては現在開発を進めており、容器、吸湿剤として用いるモレキュラーシ-ブの格納法を決定した。今後、適当な拡散速度が選られる拡散孔の設定を行う。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Nakagawa,T: "Increased prevalence of elevated serum IgF and IgG4 antibody in students over a decadl" J.Allergy Clin Immuol.97. 1165-1166 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Hisamatsu,S.: "Improvement of environmental transfer models and parameters" Promotion Committee on Nuclear Cross-Over Research, 9 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 久松俊一: "長半減期核種の環境動態と線量評価超ウラン元素^<129>Iおよび^<99>Tcを中心に-" 放射線医学総合研究所, 11 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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