研究課題/領域番号 |
08680575
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境影響評価(含放射線生物学)
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
高田 純 広島大学, 原爆放射能医学研究所, 助教授 (00274134)
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研究分担者 |
星 正治 広島大学, 原爆放射能医学研究所, 教授 (50099090)
遠藤 暁 (遠藤 曉) 広島大学, 原爆放射能医学研究所, 助手 (90243609)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | セミパラチンスク / 核兵器実験 / フォールアルト / 環境放射線 / 外部被曝線量 / 外部被曝線計 / フォールアウト |
研究概要 |
1949年から1989年にかけて旧ソ連により延べ459回の核兵器の爆発試験がセミパラチンスク核兵器試験場(SNTS)で実施された。その内訳は地表26回、空中87回、地下346回であった。ロシアの報告によれば、TNT換算総出力は地表0.6Mt、空中6Mt、地下11Mtからなる18Mtであった。これは広島原爆の出力15ktの1100倍である。この出力はソ連の全核爆発の6%であるが、実験場周辺に村や都市が接近しているので、周辺住民の放射線被曝としては深刻な地域かもしれない。しかしながらSNTS周辺住民の健康影響に関するこれまでの前ソ連邦の軍部のデータに基ずいた報告には実効線量等量に関し直接的実験データが存在していなかった。彼らは幾つかの核爆発後に特定の村に対し線量を測定したにすぎなかった。これらは全核爆発による住民の積算線量を示してはいない。広島・長崎原爆の線量測定への応用で成功した熱蛍光法がSNTSでの全核爆発による特定の場所での積算外部ガンマ線線量値の評価をも可能にした。その住民の外部被曝量測定結果は最大100cGyとなった。
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