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クレロダン型DNAトポイソメラーゼ阻害剤の合成と機能

研究課題

研究課題/領域番号 08680624
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生物有機科学
研究機関新潟大学

研究代表者

萩原 久大  新潟大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (20006331)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1996年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワードクレロダン型ジテルペノイド / DNAトポイソメラーゼ阻害剤 / Wieland-Miescherケトン類縁体 / 抗腫瘍活性 / ジエチルアミノシラン / アルデヒドの1,4-付加反応
研究概要

DNAの超ラセン構造の維持ないし変換の役割を担うDNAトポイソメラーゼIIに対し顕著な阻害活性を示すクレロダン型ジテルペノイド、UCT-4種の全合成とそれによる絶対構造の決定を意図して、研究を行った。
デカリン部の合成は以下のようにして行った。著者により合成法の確立された絶対構造既知の光学活性Wieland-Miescherケトン類縁体を出発原料として用い、9位の側鎖に当たる部分は、液安中での還元的アルキル化反応により導入し、同時にAB環をtrans配置とし、3連続不斉中心を導入した。数工程の加工の後、再び液安還元により望む配置のB環部の8位メチル基を導入する事が出来た。
側鎖部に関しては、Baylis-Hillman反応によりモデル実験を行った所、目的とする化合物が得られた。また、光学活性側鎖を合成するための様々な方法を検討した。一方、塩基としてジエチルアミノシランを用いると上記反応は全く進行せず、代わりにアルデヒドが直接ビニルケトンへと1、4-付加反応するこれまでに前例の無い反応を見出し、幾つかの新しい反応へと展開する事が出来た。
以上、本研究ではUCT-4類のコアー部に共通な官能基、立体化学を持つデカリン骨格の合成を行い、側鎖部合成の可能性を知る事が出来た。これにより、UCT-4類の全合成への展望を開く事ができた。また、アミノシラン系化合物を用いる潜在力の高い新しい反応を見出す事が出来た。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 萩原久大: "Direct 1,4-Addition of Aldehydes to Vinylketones." Tetrahedron Letters. 37・29. 5139-5140 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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