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遺伝情報発現の新局面

研究課題

研究課題/領域番号 08680742
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 分子生物学
研究機関大阪大学

研究代表者

米崎 哲朗  大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (90115965)

研究分担者 丑丸 敬史  静岡大学, 理学部, 助手 (50262788)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード神経細胞 / アポトシス / T4ファージ / mRNA不安定化 / サプレッサー変異 / 酵母 / 翻訳阻害剤 / HSP遺伝子
研究概要

ニワトリ胚神経細胞のアポトシス誘導に関する新たな知見 1、アポトシス時に誘導される遺伝子以外に、転写が抑制される遺伝子3種を発見した。いずれも既知遺伝子との相同性をもたないので新規遺伝子であると考えられる。2、アポトシス誘導した細胞中のリボゾームをショ糖密度勾配遠心法により調べたところ40S、60S亜粒子共に健常な細胞には見られない、沈降係数のより高い構造をとっていることが分かった。今後は、この構造変化を分子レベルで解析する予定であ。
T4ファージ遺伝子61.5変異体のmRNA不安定化に関する新たな知見 1、細胞抽出液中のRNaseM活性を調べたところ、遺伝子61.5変異の有無による差異は検出できなかった。2、遺伝子61.5変異体の増殖を許すサプレッサー変異の分離を行い、T4ファージ側では異なる2種類の変異を、宿主側ではumuCとD遺伝子の変異を同定した。3、精製した遺伝子61.5タンパクは自己親和性をもつこと、さらに異なる3種タンパクと親和性をもつことを見い出した。
翻訳阻害剤で誘導される酵母遺伝子発現系構築に関する新たな知見
1、シクロヘキシミド投与によって転写誘導されると考えられる新規遺伝子を新たに4種発見した。
2、HSP遺伝子4種類(SSA1,SSA3;細胞質、SSC1,HSP60;ミトコンドリア)のプロモーター領域にレポーターLacZを結合した融合遺伝子を酵母に導入したところ、シクロヘキシミド投与によって全ての誘導遺伝子の発現が認められた。また、クロラムフェニコール投与によって、SSA3-LacZを除く3種類の発現が誘導された。SSC1およびHSP60にはheat shock element(HSE)は見出されていないことから、これらの誘導はHSEを介さない機構により起こったと考えられる。今後、誘導に必要なシス領域を同定する予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Kai,T.et al.: "Destabilization of bacteriophage T4 mRNAs by a mutation of gene 61.5" Genetics. 144巻. 7-14 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Kato,Y.et al.: "Purfication and Characterization of Dehydroascorbate Reductase from Rice" Plant Cell Physiol.38巻. 173-178 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Ushimaru,T.et al.: "Induction of Enzymes Involved in Ascorbate-Dependent Antioxidative System,Ascorbate Peroxidase,Monodehydroascorbate Reductase and Dehydroascorbate Reductase,after Exposure of Rice……" Plant Cell Physiol.(印刷中). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 畑中正一編集: "ウイルス学" 朝倉書店, 約700 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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