• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

核タンパク質輸送を担う核膜孔ターゲティング複合体構成因子の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 08680764
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 細胞生物学
研究機関大阪大学

研究代表者

今本 尚子  大阪大学, 医学部, 助手 (20202145)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード核タンパク質輸送 / 核局在化シグナル / 核膜孔 / 核膜孔ターゲティング複合体
研究概要

核蛋白質の核内への移行は、核局在化シグナルに依存した細胞質から核膜孔までの第一のステップと、エネルギーを利用して核膜孔を通過する第二のステップに大きくわけられる。本研究者らは、輸送の第一のステップにおいて、核蛋白質は細胞質で安定な複合体を形成して、はじめて核膜孔にターゲットすることを明らかににし、この複合体のことを「核膜孔ターゲティング複合体(nuclear pore-targeting complex:PTAC)」と名付けた。この複合体を構成する因子のうち、58kDa(PTAC58)と97kDa(PTAC97)の因子が活性に必須であることが明らかとなり、遺伝子クローニングにも成功した。大腸菌で発現させたこれら因子のリコンビナント蛋白質を用いた解析から、PTAC58は、NLSを特異的に認識する受溶体として機能し、PTAC97は)TAC58と核膜孔複合体(NPC)構成因子の両方に結合することによって3者の複合体を核膜孔にまでターゲットする活性を有することがわかった。NLS受容体として機能するPTAC58は大きな分子ファミリーを形成し、同一細胞内にそれぞれが50%程度の相同性をもつホモログが少なくとも3種類あることがわかってきた。また、PTAC97は輸送の第二のステップを担う低分子量G蛋白質の1つであるRanと結合し、Ranの機能とも密接な関連をもつことが明らかになってきた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Noriko Yasuhara: "Essential Roles of Active Nuclear Transport in Apoptosis" Genes to Cells. (in press).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Naoko Imamoto: "Membrane Protein Insertion and Translocation" Portland Press.UK.(in press),

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi