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Weelファミリータンパク質リン酸化酵素の機能ドメイン構造の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08680777
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 細胞生物学
研究機関理化学研究所

研究代表者

渡邉 信元  理化学研究所, ジーンバンク室, 先任研究員 (90221689)

研究分担者 皿井 明倫  理化学研究所, ジーンバンク室, 副主任研究員 (20221286)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード細胞関期 / Weel / タンパク質リン酸化酵素 / サイクリン / Cdc2
研究概要

本研究では,線虫より単離された2つの新しいWeel様タンパク質をコードすると考えられるcDNAについて解析を行い,以下の新しい知見を得た.
<線虫weel様cDNAの単離・配列決定>DNAデータベースの情報を元に,線虫より2種のWeel様タンパク質をコードすると考えられるcDNAを単離し,全塩基配列を決定した.他の生物のWeelとの比較を行ったところ,タンパク質リン酸化酵素活性部位では,Weelファミリータンパク質リン酸化酵素に特異的に保存されているアミノ酸が全て保存されていた.片方のクローン(クローン8)は活性部位のC末に膜結合領域と考えられる部位が存在し,Weelファミリーに属するT14/Y15キナーゼMyt1のホモログであると考えられるものであった.他方のクローン(クローン6)は膜結合領域と考えられる領域は存在しないものの,活性部位が比較的N末に存在することなどこれまでに知られるWeelファミリーキナーゼとは異なる構造を取っていることが予想された.
<Weel様タンパク質の活性の解析>これらのcDNAをバキュロウイルスの系で発現させ,サイクリンB・Cdc2を基質とするタンパク質リン酸化反応で活性を解析した.Myt1のホモログと考えられたクローン8には,実際Cdc2のT14,Y15をリン酸化する活性が確認できた.クローン6はT14のみをリン酸化する活性が検出され,これまで知られていない新しいタイプのWeelファミリーキナーゼであることが明らかになった.
<Weel様タンパク質の基質決定部位の解析>クローン6と8の活性部位の比較を行い,基質特異性に関与すると考えられる部位の予測を行った.現在その予測を実証する実験が進行中である.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Fang,F.: "Dependence of cyclin E-CDK2 Kinase activity on cell anchorage." Science. 271(5248). 499-502 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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