研究課題/領域番号 |
08680779
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 大分医科大学 |
研究代表者 |
南 康文 大分医科大学, 医学部, 助教授 (40181953)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 分子シャペロン / HSP / タンパク質フォールディング / Hsp |
研究概要 |
分子シャペロンの分子種の多様性は、その機能における多様性を物語っていることは想像に難くない。本研究では、分子シャペロンの中でも哺乳類のDnaJホモログに着目し、二つの分子、Hsp40とHdj2の比較検討を行った。Hsp40とHdj2はHsc70のATPase活性あるいは、基質結合能を促進する効果においては同等であったが、当初の予想通り、それ自身の基質結合能においては顕著な差があり、Hsp40には認められない化学変性したロダネーゼの凝集を阻害する効果がHdj2では観察された。この結果を受けて、次に、高温下に基質結合能の増したHsp90に結合したルシフェラーゼのリフォールディング反応における両者の活性をHsc70と共に加えて調べたところ、むしろ、Hsp40の方がより効果的であることが判明した。しかしながら、そのリフォールディング反応には、Hsc70とHsp40だけでは不十分であり、極微量のウサギ網状赤血球ライセートの添加が不可欠であり、第三の因子の必要性が強く示唆された。そこで、その因子を網状赤血球ライセートから同定することを試みた。その結果、分子量約30Kのタンパク質が活性と共に濃縮されることが判明した。その後の解析の結果、それは非常に近接した二本のバンドであることが分かり、それぞれの内部アミノ酸配列(N末端アミノ酸はブロックされており配列の決定はできなかった)の決定から、プロテアソーム活性化因子PA28αとβであることが明らかになった。次に、ウシ血球からPA28複合体(PA28はαとβのへテロヘキサマーである)を精製し活性を測定したところ、Hsc70、Hsp40、PA28だけでルシフェラーゼのリフォールディングが確認された。
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