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大脳皮質の局所神経回路網を形態学的に解析する

研究課題

研究課題/領域番号 08680816
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 神経解剖学・神経病理学
研究機関京都大学

研究代表者

金子 武嗣  京都大学, 医学研究科, 助教授 (90177519)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード大脳皮質 / 局所回路 / グルタミン酸作動性 / GABA作動性 / 皮質視床ニューロン / 赤外光ノマルスキー微分干渉顕微鏡 / ラット
研究概要

1)大脳皮質内で行なわれる情報処理過程を理解するために、皮質の局所神経回路の構成原則を明らかにしたい。まず、Tetramethylrhodamine-Dextran amine(TMR-DA)の逆行性取込みにより大脳皮質VI層の出力ニューロンを標識したラット脳スライスを用意する(T.Kaneko et al.,J.Neurosci.Methods,65:157-165,1996)。微小電極を用いて細胞内記録を取り、Biocytinを細胞内注入する。大脳皮質スライスを固定後,Glutaminase,Parvalbu-minとCalbindinに対する抗体と三重蛍光法を用いて、記録された細胞がグルタミン酸作動性の興奮性ニューロンであるかGABA作動性の抑制性ニューロンであるかを判定する。細胞内記録されたニューロンをさらに青黒色に染色し、特に神経軸索の分布に注目する。一方、逆行性に標識された大脳皮質出力ニューロンを抗TMR抗体を用いてGolgi染色様に赤く染色する。このようにして細胞内染色されたニューロンの皮質内軸索側枝が皮質視床投射ニューロンにどの様に入力するか検討した。IV-VI層の錐体細胞からの入力に比べて、II/III層の錐体細胞からの入力は少なかった。
2)赤外光ノマルスキー微分干渉顕微鏡を用いたガラス微小電極の細胞内刺入法を開発している。775nm前後の赤外光を用いてスタートしたが、現在、赤外光専用のPolarizer/Analyzerを用いることと900nm前後の赤外光を使用することで100ないし200μmの深い部位のノマルスキー像を改良できた。さらに、1100nm前後の赤外光を試みるべく、新たな赤外フィルターと赤外光用ヴィデオカメラを適用する予定である。したがって、現在のところ実際の実験段階ではなく技術的な開発段階にある。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T,Kaneko & N.Mizuno: "Sping stellate call in layer VI of meocortex" Newroreport. 7巻. 2331-2335 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] T.Kaneko et al.: "Improved retrograde axonal transport and subsequent visualization of fetrancethyl-phodamive(TMR)-dextran amine by means of an acidic injection vehicle and antibodies agaiust TMR" J.Neurosci.Methods. 65巻. 157-165 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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