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新しいモーター蛋白KIFと特異的に結合する軸索内膜小器官上の蛋白の検索

研究課題

研究課題/領域番号 08680828
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 神経解剖学・神経病理学
研究機関(財)冲中記念成人病研究所

研究代表者

竹村 玲子  (財)冲中記念成人病研究所, 研究員 (50171674)

研究分担者 廣川 信隆  東京大学, 医学部, 教授 (20010085)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードKIF / キネシン / 微小管 / 軸索輸送
研究概要

神経細胞の軸索では微小管のレールに沿って種々の膜小器官が運ばれている。細胞体からシナプス方向への輸送には、キネシンスーパーファミリー蛋白(KIF)のKEF1A,KIFF1B,KIF2,KIF3A/B,KIF4,KIF5がモーターとして働いている。KIF1Aはシナプス小胞の前駆体、KIF1Bはミトコンドリアの輸送に関わっていると考えられ、他の各KIFもそれぞれ特異的な膜小器官の輸送に関わっている可能性が高く示唆されている。それぞれのKIFが特異的な膜小器官を輸送する為には、各KIFとtargetの膜小器官の間に互いを特異的に認識する機構が存在することが必要である。その機構を解明することは、輸索輸送の機構を明らかにするのに重要であると思われる。キネキンは、N末のglobularなdomainで微小管と結合し、軽鎖の結合するC末部で膜小器官に結合する。KIFと膜小器官が互いを特異的に認識する機構としては、各膜小器官には各KIFを特異的に認識する膜蛋白の存在する可能性が高い。キネシン(KIF5)の結合蛋白の1つとして、アフィニィティカラムを用い、ER上に存在するキネクチンが同定されたが、その後の研究では必ずしもキネシンと標的膜小器官との相互作用の特異性を担う蛋白ではない可能性が高くなってきている。本研究では、KIF1〜KIF4の膜小器官上の結合蛋白をrabphilinの同定・精製で成功しているchemical crosslinkerによる方法を用いて検索した。KIFの結合蛋白を同定する材料としては、KIFが膜小器官に結合している比率の高いラットの馬尾microsome分画を用い、chemical crosslinkingによりKIFと結合蛋白のcomplexを検出した。現在、結合蛋白を精製する方法を検討中で、培養細胞を用いた系についても検討中である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Takemura R et al.: "mRNA expressiion of KIF1A,KIF1B,KIF2,KIF3A,KIF3B,KIF4,KIF5,and cytoplasmic dynein during axonal regeneration" J.Neurosci.16. 31-35 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 竹村玲子: "新しいモーター蛋白KIFと特異的に結合する軸索内膜小器官上の蛋白の検索" 冲中記念成人病研究所年報. 22. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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