研究課題/領域番号 |
08680831
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
小栗栖 太郎 岩手大学, 工学部, 助教授 (70177202)
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研究分担者 |
坂田 和実 岩手大学, 工学部, 助手 (80261163)
新貝 鉚蔵 岩手大学, 工学部, 教授 (00089088)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1998年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | GABA / GABAc / Pサブユニット / RT-PCR / In situハイブリダイゼーション / PTX / ρサブユニット / 塩素イオンチャンネル / GABA受容体ρサブユニット / r-aminobutyric acid / GABAc Receptor / ρ subunit / bicucu IIine / picrotoxin / in situ hybridization / Xenopus oocyte |
研究概要 |
1 in situハイブリダイゼーション実験により、ラットρ3サブユニットは網膜の神経節細胞に発現していることを見出した。 2 アフリカツメガエル卵母細胞発現系を用いた検討で、ρ3サブユニットは単独でGABAc様の受容体を構成できることを見出した。また、ρ2サブユニットと複合体を形成することも可能で、この場合のピクロトキシン感受性が低いことを見出した。 3 ラット脳におけるρ1サブユニットの発現量は低く、RT-PCR法によっても検出が難しい。ρ2サブユニットの脳における発現量は成熟ラットで最大となり、RT-PCRにより脳の全域から検出される。in situハイブリダイゼーション法により、視覚経路、海馬CA1、黒質での発現が検出される。ρ3サブユニットの発現量は胎仔期に最大で、その後は減少する。ただし、発現量はρ2サブユニットよりかなり低い。成熟ラットでは大脳を除く脳の全域に発現していることがRT-PCR法により示された。in situハイブリダイゼーション法では検出されない。 4 ラット脳に発現しているρ2サブユニットは、単独ではGABAc受容体を構成できない。活性のあるチャンネル複合体を構成し得るサブユニットを種々の方法で検索したが、現在のところ検出できていない。
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