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細胞培養による生体材料と生体組織の力学的適合性の評価

研究課題

研究課題/領域番号 08680923
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 医用生体工学・生体材料学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

高久田 和夫  東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助教授 (70108223)

研究分担者 福田 秀昭 (福田 英昭)  東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助手 (50014163)
永井 正洋  東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助手 (10013971)
宮入 裕夫  東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 教授 (50013892)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード細胞培養 / 生体材料 / 生体適合性 / 生体力学 / 力学試験
研究概要

本年度は,昨年度主に引き続きコラーゲンゲル中で大棒を培養し,培養中にインキューベータ内で繰り返し伸縮の力学的刺激を与える実験を行った.細胞の種類としては,昨年度の線維芽細胞に加えて,骨髄由来の初代細胞についても実験を行った.実験においては細胞の配向や引張力の発現にともなう細胞内骨格の変化を調べるために,アクチンフィラメントの蛍光染色を行い,共焦点レーザー顕微鏡で観察した.また培養中において細胞の発現する引張力についても測定を試みた.さらに生体内における実験系としては,力学的負荷の変動にともなう骨の応答を調べるための実験系を開発した.実験の結果,細胞の配向にともないアクチンフィラメントも配向すること,力学的刺激の効果は細胞の種類により大幅に変動することが分かった.特に初代骨髄由来細胞の場合には,コラーゲンゲルを収縮する力が非常に強く,試験片を放置しておくだけでゲル収縮ににともないステンレスメッシュからコラーゲンゲルが離れてしまった.このことは生体内で人工の生体材料が安定して存在するためには,コラーゲンと生体材料との接着強度が重要であること,また細胞が界面を引き剥がそうとする力を発現するため,組織により材料適合性が異なることを示唆しており,非常に興味深い結果である.骨については,生体材料の適合性の問題が特に重要であることから,動物実験を行い力学刺激に対する応答を調べたが,刺激の効果が十分に観察できることが分かり,悠揚な実験系であることが確かめられた.

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 高久田 和夫, 宮入 裕夫: "力学的刺激による生体線維組織の強化" 日本機械学会論文集. 63A. 2456-2463 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 高久田 和夫, 宮入 裕夫: "培養線維芽細胞に対する力学的刺激の効果" 第10回バイオエンジニアリング講演会論文集. 10. 368-369 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kazuo Takakuda, Yoshihisa Koyama: "Bone Formation under eMechanical Stimuli" Proc.Int.Conf.New Frontiers in Biomedianical Engineering. 91-92 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kazuo Takakuda, Hiroo Miyairi: "Strengthening of Fibrous Tissues by Mechanical Stimuli." Journal of Japan Mechanical Engineers. 615. 2456-2463 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kazuo Takakuda, Hiroo Miyairi: "The Effects of Mechanical Stimuli to Cultured Fibroblasts." Proceeding of 10th Meeting on Bioengineering. 97-12. 368-369 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kazuo Takakuda, Yoshihisa Koyama, Jun Ohtsuka, Hiroo Miyairi: "Bone Formation under Mechanical Stimuli" Proc.Int.Conf.New Frontiers in Biomechanical Engineering. 91-92 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kazoo Takakuda, Yoshihisa Kayama: "Bone Formation under Mecharical Stimuli" Proc.Int.Cont New Frontiers in Biomechanical Engineering. 91-92 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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