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帝政期ロシア教育におけるナショナル・アイデンティティ形成の諸要因に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08710251
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 西洋史
研究機関上越教育大学

研究代表者

下里 俊行  上越教育大学, 学校教育学部, 講師 (80262393)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードロシア / 教育 / 歴史 / ナショナル・アイデンティティ / 19世紀 / ウシンスキー / ナロード
研究概要

本研究では19世紀後半に刊行された以下のタイトルの教育雑誌のマイクロ・フィルムを購入し、今後のテキスト分析のための予備的考察をおこなった。
Журнал Министерства народного просвещения.(文部省雑誌)1834-1873.
同誌の文献学的概観の結果は、以下の通りである。同誌は、1834年に月刊誌として創刊され、73年までに編集者の交代にもとづき5つの期間に区分して考察することができる。
第1期:ア・ヴェ・ニキチェンコ編集(1834〜1860年)
第2期:カ・デ・ウシンスキイ編集(1860年5月〜1863年)
第3期:ユ・エス・レフネフスキイ編集(1864〜1867年)
第4期:イ・デ・ガラーニン編集(1867年後半期)
第5期:ア・イ・ゲオリエフスキイ編集(1868〜1870年)
第6期:イエ・エム・フェオクチストフ編集(1871〜)
このうちでロシア教育思想史上、特に重要な時期は、いわゆる大改革期と重なり、著名な教育学者ウシンスキイが編集した第2期であることが明らかになった。また、同誌は、文部省の官報的機能も果していたことから、教育法制史、教育行政史の観点から見ても重要なデータが満載されていることも明らかになった。同時に、ロシアのナショナル・アイデンティティを考察する上で、不可欠の用語である「ナロード」(国民・民族・民衆)の語義論的意味を一端を以下の論文において検討し発表した。
下里俊行「『ナロードニキ』概念の再考」(『ロシア史研究』第60号、1997年)

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 下里俊行: "「ナロードニキ」概念の再考" ロシア史研究. 60号(予定). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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