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日本語文末イントネーションの持つ文法機能の解明

研究課題

研究課題/領域番号 08710278
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 国語学
研究機関筑波大学

研究代表者

橋本 修  筑波大学, 文芸・言語学系, 講師 (30250997)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードイントネーション / 文末イントネーション / 中国語「〜没有」型疑問文 / イントネーションの獲得 / 従属節
研究概要

研究の主要な成果は以下の5点にまとめることができる。
(1)日本語(共通語)文末イントネーションの型として、自然下降・上昇・急激な下降という安定した3タイプと、高平というやや不安定な1タイプが認められるということが、自然発話のサンプリングからも、加工データに対する認知実験からも確かめられた。
(2)中国語「〜没有」型疑問文のなかに、文末イントネーションの異なる2つのタイプがあることが明らかになった。また、この2つの区別は、「没有」の機能語化の度合いの違いに対応する、弱化(軽声化)の有無として捉えられるということも明らかになった。
(3)日本語・中国語の疑問文末イントネーションについて、選択型・不定語型における自然下降イントネーションの出現頻度は、中国語の方が圧倒的に多いと言うことが、自然発話のサンプリングからも、加工データに対する認知実験からも確かめられた(認知実験においては中国語においてこのタイプの自然下降イントネーションでないと寧ろ不自然であるという結果が出た)。
(4)幼児におけるケーススタディにおいて、前記(1)における上昇タイプの知覚と急激な下降の知覚(それをその他のタイプと区別すること)は、ほぼ同時期であり、概略生後4〜5ケ月であった。
(従属節イントネーション研究に付随して)従属節のテンス現象のうち、従来言われているどのタイプにも属さない、すなわち主節時基準でも発話時基準でもないタイプの現象を発見した。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 橋本 修: "マエ・アト節のトキ解釈" 筑波日本語研究. 2(in press). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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