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日本近代文学における〈無意識〉の受容とイメージ形成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08710289
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 国文学
研究機関横浜国立大学

研究代表者

一柳 廣孝  横浜国立大学, 教育学部, 助教授 (40247739)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード無意識 / 内面 / 催眠術 / 心霊学 / 精神医学 / 心理学
研究概要

1近代日本における「無意識」イメージをめぐる研究として、以下の点を進めた。
(1)近代日本における「無意識」受容のコンテクストに関するデータ群を、[a]疑似科学レヴェル、[b]「科学」アカデミズムレヴェルに分類し、さらに[a]を(1)催眠術周辺(幻術等を含む)、(2)心霊学周辺、また[b]を(3)精神医学周辺、(4)心理学周辺と下位分類して、個々にデータベースの作成を進めた。
(2)文学テクストのレヴェルでは、幸田露伴「術比べ」(明治38・1、「新小説」)、夏目漱石「趣味の遺伝」(明治39・1「帝国文学」)、森鴎外「魔睡」(明治42・6、「スバル」)などのテクストに注目し、主に催眠術関連のコンテクストから分析を試みた。
2以上の研究を基盤にして、近代日本の催眠術受容に関する著書をまとめている。(1)[a](1)に関する研究成果である。
3今後は、かつて(1)[a](2)に関して大枠をまとめた前著(『〈こっくりさん〉と〈千里眼〉』、平成6・8、講談社選書メチエ)の成果、および今回の(1)[a](2)に関する新たな調査結果、さらに(1)[b](3)〜(4)の調査結果をふまえ、近代日本におけるアカデミズムレヴェルでの「内面」への意味付けのプロセスを、「無意識」をキ-・ワードとして、さらに調査を進める予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 一柳廣孝: "「理科」と漱石-「趣味の遺伝」から" 國文學. 42巻6号. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 一柳廣孝: "催眠術の日本近代(仮題)" 青弓社. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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