研究課題/領域番号 |
08710320
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
英語・英米文学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
河合 祥一郎 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (40262092)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | シェイクスピア / イギリス演劇 / エリザベス朝演劇 |
研究概要 |
英国エリザベス朝演劇に於ける衣装の研究は、特に変装(とりわけ男女の異装)という点で最近欧米で急激に注目を集めてきているジャンルであり、本研究の妥当性が証明される結果となった。報告者は、こうした新たな動きに対応しながら、現在英語論文の形で研究成果の発表を予定しており、予定250ページのうち200ページはほぼ完了している。この論文は学術的な目的のために現在英語で書かれているが、折を見て日本語で著書として出版することも考えている。また、この研究の一端は、研究書(和文)として既に発表されている。研究のもうひとつの大きな枠組みであった英国エリザベス朝演劇戯曲総覧についても、最近ではCD-ROMによる資料収集が大幅に容易になったため、着々と進展しており、研究の対象戯曲数約1000のうちの主なものについては約70%程度をカバーしたと言える。これらは当初の予定通り、事典の形で出版することになるが、この事典については対象となる時代を14世紀から1700年までと広げたため、細かな情報処理などについての対応はこれから更に時間がかかることが予想される。この事典は、いわばチェインバーズやベントリ-などに匹敵するあらゆる研究の基礎となる根本的研究であり、これまでのシェイクスピア及びエリザベス朝演劇の研究のあり方を大幅に塗り替えることになろう。世界的シェイクスピア学界のなかで日本は少しずつ発言力を得てきているが、このような研究によって、世界的学界のリーダーシップを取るような立場へと変わってゆくことが期待され、それゆえ事典についても日本語版出版の後に英語版での出版を考える必要もある。
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