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機械可読テキストを利用した中英語否定構文の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08710333
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 英語・英米文学
研究機関神戸市外国語大学

研究代表者

家入 葉子  神戸市外国語大学, 外国語学部, 助教授 (20264830)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード否定構文 / 中英語 / 写本 / 歴史言語学 / 統語論
研究概要

英語の否定構文の史的発達を分析する上で、オックスフォードから提供されるコンピュータコーパスや市販のCD-RomコーパスであるThe Bible in Englishなどを活用した。具体的な研究成果としては、Cotton A. x.写本に含まれるPearl, Cleanness, Patience, Sir Gawain and the Green Knightという4つの頭韻詩のうち、con(現代英語のdoにあたる)の用法に関して、Pearlが他の3つの作品と異なる傾向を示すことが明らかになった点、中英語の否定縮約形(nis<ne is)について、時代が下るにしたがって頻度が低下することが明らかになった点、“…whether he came here or not"のような文に見られるor notという構文が中英語の後期に現れ、or noやor noneなどと競合しながら発達する点などである。研究成果の一部は、4月27日にUniversity of Wisconsin, U. S. A.で開催されたSociety for Germanic Philologyの第2回大会でも発表した。本年7月には、英国ケンブリッジ大学で開催される英語の標準化に関する学会で、中英語の否定構文と標準語との関係について発表予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 家入葉子(単著): "″The Periphrastic Use of Con Reconsidered : The Authorship of the Cotton Nero A. x. Poems″." Studia Neophilologica (Uppsala, Sweden). 89. 3-8 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 家入葉子(単著): "″Some New Aspects of Negative Construction in Different Dialects of Middle English″." 神戸外第論叢. 47. 55-74 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 家入葉子、他(書評)(共著): "「Matti Rissanen, Merja Kyto, Minna Palander-Collin (eds.), Early English in the Computer Age : Explorations through the Helsinki Corpus (Mouton de Gruyter, 1993)」" 英語コーパス研究. 3. 139-147 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 家入葉子(書評)(単著): "″Margaret Laing & Keith Williamson (eds.), Speaking in Our Tongues : Proceedings of a Colloquim on Medieval Dialectology and Related Disciplines (D. S. Brewer)″." 英文学研究. 73. 360-367 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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