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上(かみ)タナナ・アサバスカ語データの多次元データベース化

研究課題

研究課題/領域番号 08710356
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 言語学・音声学
研究機関東京外国語大学

研究代表者

箕浦 信勝  東京外国語大学, 外国語学部, 助手 (90262211)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード上タナナ語 / アサバスカ語
研究概要

本プロジェクトにおいては、上(かみ)タナナ・アサバスカ語の言語データのデータベース化を試みた。過去から現在まで、現地において集めてきたデータをデータベースとして入力した。該当する言語データとしては、前後のコンテクストを伴わない単独の文が大部分を占めるが、その他に、互いに関連する語彙、例えば鳥の名前などを集めた部分もある。一纏まりをなした物語などテキストは、諸事情からなかなか得られていないが、一本アラスカ在住のネイティブの研究者ジェッシ-・デミェンチエフ氏によってビデオに収録された、ジャック・ジョン・ジャスティン氏の数十分にわたる戦争物語があり、英語による対訳が無いのが惜しまれる。その音声テキストを文字に起こすことは、訳が不明なことから、音声・音韻的に、完全さを求めることはもとより叶わぬことではあるが、一応試みてはある。ジョン・ジャスティン氏の死後、氏と同じナベスナ方言の話者は見つかっていないが、近隣の方言の話者の協力を経て、文字化、対訳を完成させることは我々上タナナ語研究者の、母語資料を我々に提供してくれているネイティブ達に負う責務である。
当初は、文字(転写)テキスト資料のみならず、一部それに対応する録音音声資料をも有機的にリンクし、さらには将来的には辞書へと発展する語彙目録を、テキストと有機的に連関させることによって構築していく予定であったが、単年度ではそこまでは至らなかった。そのような有機的、多次元的なデータベースの作成は、今後の課題となる。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Minoura,Nobukatsu: "A note on possessive construction in Upper Tanana Athabastan" Hayasi at al. (eds), (1997), Studies in Possassive Expressions, Institute for the Study of Languages and Cullures of Asia and Africa. 177-196 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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