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近世後期〜幕末における体制変革構想-市場社会の成熟と中央集権化の可否-

研究課題

研究課題/領域番号 08720049
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 政治学
研究機関北海道大学

研究代表者

野村 真紀  北海道大学, 法学部, 助教授 (80271617)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード近世思想史 / 町人思想 / 経世思想
研究概要

1近世後期日本における市場社会の諸相を探るべく、活字化されていない史料収集に努めた。その対象として、町人向けの教訓書と、知識人の経世論という二つの相異なる分野の史料を収集した。前者については著者を特定せず、幅広く収集することが重要であったが、主に東京大学総合図書館所蔵の南葵文庫に依拠することになった。後者についても、経世論の類型化を行うためにはできるだけ多くの史料を集める必要があるのだが、知識人の著作という性格上、人物を特定することが可能であるため、さしあたり類型化の手がかりを与えてくれそうな仁井田好古の著作を中心に収集した。その際、東京大学図書館、大阪府立中之島図書館においては史料の保存に力が尽くされ、しかも研究者に対する便宜が最大限はかられる体勢であったことから、複写にまつわる支出が予想外に低く抑えられ、資金を有効に利用することができた。
2以上の史料収集をおこなうと同時に、その分析枠組みを作るための基礎作業を行った。設備備品として購入したパソコンを用いて、まず朱熹の著作の一部を入力した。これは当事の社会においては儒学が知識人、民衆に共有された教養であったためである。入力作業に際しては備品と附属のスキャナ、読み取りソフトが威力を発揮した。また上記1で収集した史料についても入力を開始したが、写本類が中心であるため、読み取りと入力がすべて手作業となり、難航している。
なお、史料の収集、入力の両面において、作業を続行する必要があるため、次年度以降の研究を継続したいと考えている。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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