• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

日本企業における新製品もしくは新技術の開発活動に関する理論的、実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08730073
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 経営学
研究機関神戸商科大学

研究代表者

當間 克雄  神戸商科大学, 商経学部・経営学科, 助教授 (70237048)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード技術革新 / 新製品の開発プロセス / 新素材 / 原料革新 / 製品革新 / 製法革新 / ラグビ-型モデル / 炭素繊維
研究概要

本研究の目的は、日本企業における新製品および新技術の開発プロセスの特徴を、理論的かつ実証的に研究・調査することであった。我々はこの目的の達成のために、そのような分野における日本および欧米の既存文献を考察し、かつ日本企業における技術開発のケース研究を展開した。ケース研究については、株式会社東レの協力を得、そこにおける炭素繊維の開発プロセスを丹念に分析した。
まず我々が行ったのは炭素繊維の開発プロセスの記述であり、具体的にどのようなプロセスを通じて新製品ないしは新技術開発(技術革新)が展開されるのかを吟味した。そして、その結果と既存研究において論じられている技術革新のプロセスとの比較検討を行い、炭素繊維という新素材の開発プロセスの特徴をいくつか見出した。その主たる特徴は、「炭素繊維という新素材の開発プロセスでは、これまでにない原材料の開発(原料革新)と製法の開発(製法革新)、そして多様な製品用途の開発(製品革新)という3つの革新が同時並行的に進行する」ということである。この特徴は、いわゆる自動車などのような組立型産業における技術革新プロセスのモデルであるラグビ-型モデルのそれとは異なる点である。
我々は、以上のような研究成果の一部を『商大論集』(神戸商科大学紀要)に掲載し、平成9年度科学研究費奨励研究(A)研究計画調書において申請した「日本企業の新素材の開発過程における理論的、実証的研究」において、引き続き研究・調査を続ける予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 當間克雄: "新素材の開発プロセス:東レにおける炭素繊維開発のケース" 商大論集(神戸商科大学紀要). 48巻3号. 17-63 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi