• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

環境会計、とくに企業取引の持続可能性分類の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08730094
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 会計学
研究機関奈良産業大学

研究代表者

冨増 和彦  奈良産業大学, 経済学部, 助教授 (60248193)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード環境会計 / 環境コスト / LCA / LCC / 持続可能性 / アカウンタビリティ
研究概要

雑誌「企業会計」において、LCC(ライフサイクル・コスティング)とLCA(ライフサイクル・アセスメント)の関係を述べ、会計的評価と環境パフォーマンスとの統合可能性について研究した。管理会計は企業内の会計であり、企業の環境管理活動と財務的な管理活動とは整合的に実施することが望まれる。この整合が図れれば、短期的には利益と抵触する環境対策活動を、長期的に企業活動にどのように配慮し、取り入れるか、という問題を実践的に解決することにつながる。持続可能な発展を企業が推進するためには、LCAを企業会計の視点から考察することも必要であることを指摘した。
また、第二回エコバランス国際会議では、持続可能性会計の枠組みについて研究発表を実施した。現在までの知見では、LCAと企業会計との接合は簿記的にも可能である。財務諸表を構成する諸勘定は、一回一回の取引の仕訳が集計されている。そこで、取引自体の分類・仕訳を持続可能性に照らして分類・仕訳することを提唱した。資源の物理的・化学的・生態学的性質にしたがって持続可能性の基準を設けるものである。具体的には大きく三つに分類し、「枯渇性資源」「リサイクル可能資源」「更新可能資源」に分類する。この分類はLCAにも応用かのうであり、LCAと会計との共通基準となりうる。この分類を取引の仕訳に応用する。なお、下位勘定分類、財務諸表の連携など、どのように実践するかは今後の課題である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 冨増和彦: "LCCとLCAの現状" 企業会計. 48-9号. 58-63 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 冨増 和彦: "LCAと企業会計-実際取引による財務諸表の緑化について-" 第2回エコバランス国際会議講演集. 50-53 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Kazuhiko TOMIMASU: "LCA and Carporute Accounting:Social Costs and Real Costs" Proceedings of The Second Internationcl Conference on Gcodalance. 54-59 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi