本年度は以下の結果が得られた. ・昨年度得られたΩ^nSP^kΣ^nXのlittle cube modelD^<i(>_<)n>(X)を用い、任意の弧状連結なXと連結なホモロジー論h_*対し強収束するcobar型のスペクトル系列 E^2⇒h_*(Ω^nSP^kΣ^nX) が構成された。 ・上記のspectral sequenceを用い H_*(ΩSP^2(S^3);F_2)≡(∧(x_2)【cross product】F_2[z_7])*F_2[y_4] というF_2上の代数の同型が証明された。ただし、ここで_*は代数のfree productである。 この計算法を一般化することにより、上記のスペクトル系列を用い任意の弧状連結な空間Xに対して、H_*(ΩSP^kΣX;F_p)、更にはH_*(Ω^nSP^kΣ^nX;F_p)を決定する計画である。
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