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極小部分多様体の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08740065
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 幾何学
研究機関佐賀大学

研究代表者

成 慶明  佐賀大学, 理工学部, 助教授 (50274577)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード極小超曲面 / スカラー曲率 / 第二基本形式 / 主曲率 / 部分多様体 / 安定なcurrent
研究概要

本研究の研究実業の概要は次の通りである。
1.moving frame方法と積分公式を利用して、第二基本形式のHessianを評価して、球面内のcompactな極小超曲面を研究した。特に、Clifford torusの剛体性を研究した。すなわち、次の定理を示した:
定理1.Mを球面S^<n+1>(1)内のスカラー曲率が一定のcompactな極小超曲面とする。O<S<n+n/3ならば、MはClifford torusである。ただし、SはMの第二基本形式の2乗ノルムである。
定理2.Mを球面S^<n+1>(1)内の二つ異なる主曲率を持つcompactな極小超曲面とする。もしn【less than or equal】S【less than or equal】n+(2n^2(n+4))/(3〔n(n+4)+4〕)ならば、MはClifford torusである。ただし、SはMの第二基本形式の2乗ノルムである。
2.変分公式を利用して、Euclid空間の部分多様体内に安定なcurrentの非存在性を研究した。特に、次の事を示した。
定理3.MをcylinderR^k×S^<m-k>(c)orS^k(c_1)×S^<m-k>(c_2)内のcompactな部分多様体とする。もし任意のx∈Mで、T_xMの任意なorthonormal base{e_i,e_a}に対して、(i=1,…,p,a=p+1,…,m)
が満たされれば、M内の安定なcurrentが存在しないかつH_p(M,Z)=H_<m-p>(M,Z)=0が成り立つ。ただし、hはMの第二基本形式で、H_p(M,Z)はMのp-th整係数singular homology群である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Qing-Ming Cheng: "The rigidity of Clifford torus S^1(√<1/n>)×S^<n-1>(√<(n-1)/n>)" Comment.Math.Helv.71(1). 60-69 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Qing-Ming Cheng: "Nonexistence of integral currents II" Kyushu J.Math.51(1). 1-16 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Hongcang Yang: "Chern's conjecture on minimal hypersurfaces" to appear in Math.Z.1-14 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Qing-Ming Cheng: "Spacelike hypersurfaces with constant scalar curvature" to appear in Manuscripta Math.1-9 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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