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流体力学に現れるBurgers型方程式の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08740082
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 解析学
研究機関北海道大学

研究代表者

伊藤 一男  北海道大学, 大学院・理学研究科, 助手 (20280860)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードBurgers型方程式 / 初期値問題 / 非局所項 / 時間大域解 / 弱解 / 希薄波 / 安定性 / 漸近挙動
研究概要

1.序 放射波の運動を記述する双曲-楕円型偏微分方程式系
(].SU.[)
(u (x, t):流速,q (x, t):熱流,-∞<x<∞:空間変数,t【greater than or equal】0:時間,u_0(x):初期値)について研究を
2.結果
(1) u_0(x)が有界変動関数の場合.このとき,時間大域的弱解(u, q)(x, t)が一意的に存在すること,さらにu_0(x)がある意味で小さければ,u (x, t)がt→∞のときt^<-1/2>の速さで0に収束することを示した.
(2) u_0(x)=r_0(x)+v_0(x)の場合.(ここに,r_0(x)=u_- (x<0のとき),u_+ (x>0のとき)であって,u_-,u_+は定数でu_-<u_+であり,v_0(x)は有界変動関数).このとき,時間大域的弱解(u, q)(x, t)が一意的に存在すること,さらにv_0(x)がある意味で小さければ,u (x, t)がt→∞のときt^<-1/2>の速さで希薄波r (x, t)に漸近することを示した.
以上の結果を現在投稿中(雑誌名SIAM J.Math.Anal.)である.
3.今後の展望 本研究は,物理的意義を有する広範囲の初期値に対し適用可能な数学的理論を構築した点で重要である.本研究の手法は,多次元粘性的保存則などに対しても有効と見込まれ,この方向についても研究を進める予定である.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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