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正則変動性とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 08740165
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 数学一般(含確率論・統計数学)
研究機関統計数理研究所

研究代表者

志村 隆彰  統計数理研究所, 統計基礎研究系, 助手 (40235677)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード正則変動関数 / 緩慢変動関数 / truncated moment / 分布の裾 / 極限定理 / 吸引域
研究概要

正則変動性で特徴付けられる分布について研究した。具体的には、truncated moment ∫^x_ot^αμ(dt)が緩慢変動する分布、μ(x,∞)が正則変動する分布、及び、exponential tail をもつ分布の3種類である。いずれも確率論に於いて、主に極限定理と関連して現われる分布である。slowly varying truncated moment をもつ分布と regularly varying tail をもつ分布に対しては、Mellin-Stieltjes convolution (MS-convolution と書く。確率変数の独立積にあたるもの)についての合成、分解についての性質についての基本的な結果を得た。前者については一方が、slowly varying truncated moment をもち、他方がもたずにそれらのMS-convolution が slowly varying truncated moment をもつような分布が存在することを示した。これは R.A.Maller が与えていた conjecture に対する反例となっている。後者については、ふたつの分布のMS-convolution が正則変動する tail をもち、一方にモーメントに関する条件を仮定した場合、他方の tail が正則変動性をもつかという問題について考えた。結果は正則変動の指数が 0であるか負であるかによって異なり、指数0なら正しく、負ならば正しくない。ただし、指数が負の場合、正しくないことを示す具体例は現在の所、ある種の critical な条件を満たすものに限られており、そうしたものに限られることを余予想している。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Takaaki Shimura: "The product of independent random variables with slowly varying truncated moments" 62. 1-12 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Takaaki Shimura: "On distributions that have exponential tails but are not convolution equivalent" The lastitute of Statiotical Matlematics Research Memorandum. 626. (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 志村隆彰: "Deumposition of distributions with reqularly varying tails intlosensecf Mellin-Stieltfes convolution" 統計数理研究所共同研究リポート. 102. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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