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比較的軽い原子核における分子共鳴とαクラスター鎖状構造

研究課題

研究課題/領域番号 08740182
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 素粒子・核・宇宙線
研究機関北海道大学

研究代表者

平林 義治  北海道大学, 情報処理教育センター, 助手 (60271714)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードクラスター模型 / 分子共鳴 / チャネル結合法 / アルファ・クラスター
研究概要

原子核における特徴的な存在形態の1つに分子共鳴状態がある。最近観測された^<24>Mg^*=^<12>C (0^+_2)+^<12>C (0^+_2)チャネルの分子的共鳴は、^<12>Cの0^+_2状態自身が発達した3αクラスター構造を持っていることから、6つのα粒子が鎖状に並ぶという非常に特異な構造(αクラスター鎖状構造)を示唆するのではないかと言われている。
本研究では、^<12>C+^<12>弾性・非弾性散乱に対し、微視的クラスター模型に基づく^<12>C原子核波動関数を用いたチャネル結合法により核反応自身を精密に取り扱うことにより^<24>Mg^*=^<12>C (0^+_2)+^<12>C (0^+_2)チャネルにおける分子的共鳴状態の解明を目的として研究を遂行してきた。
現在までに^<12>C (0^+_2)+^<12>C (0^+_2)チャネルの実験データ(微分断面積の角分布、断面積の励起関数)が定量的に説明できることが分かった他、本研究では^<12>C (0^+_2)+^<12>C (0^+_2)チャネル以外の多くの状態(励起状態として26状態、スキン・カップルによるサブチャネル数176チャネル)も同時に考慮し、分析を行っているが、その結果、^<12>C (0^+_2)+^<12>C (0^+_2)チャネル以外にも^<12>C (0^+_2)+^<12>C (0^+_3)、^<12>C (0^+_2)+^<12>C (3^-_1)などのチャネルに共鳴状態が存在し、これらが相関しているらしいことも判ってきた。現在、これらの幾つかの励起状態にみられる共鳴状態間の相関について詳しい分析を進めている。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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