• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

B Factoryの物理

研究課題

研究課題/領域番号 08740192
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 素粒子・核・宇宙線
研究機関東京大学

研究代表者

山田 篤志  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (10251399)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
400千円 (直接経費: 400千円)
1996年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワードBクオーク / 小林益川行列 / 弱崩壊 / CP / CPの破れ / Bメソン
研究概要

現在、日本を含むいくつかの国で、Bファクトリー計画が進行中である。Bファクトリー計画での主な研究はCPの破れの検証である。これは小林益川行列のユニタリー性の検証によってなされる。ユニタリー性の破れは標準模型の枠内でのCPの破れの機構が正しくないことを示しており、CPの破れという重要な性質について新たな理解が必要であることを教えてくれる。しかし小林益川行列の各行列要素をBファクトリーで精密に測定することは容易ではない。これは強い相互作用のために実験結果から行列要素を計算し直すことが容易に出来ないためである。この困難を除くため、様々な方法で強い相互作用の不定性の無い形で行列要素を表す理論式が必要となる。このような理論式は行列要素のいくつかについてすでに得られている。昨年、三田との共同研究で私もBファクトリー計画で目標とされている重要な行列要素についてこのような理論式を考案し論文にまとめた。今年度、この方法について更に改良を加えることを考えた。先の研究では、SU(3)の破れの効果だけの不定性があったが、Dメソンの崩壊において、同じ様な破れの効果を含む崩壊過程が存在する。これらを用いて、先の研究で取り除けなかった、SU(3)の破れの不定性を取り除くことを思いついた。実際にこのアイディアが、うまく行くかどうか検討中しているが、かなり有望そうなので、更に研究しより正確に行列要素を決定する理論式を発表する予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] A.Yamada: "New method for determing Vub/Vts by the processes B -> rho lv and b -> Kstarllbar" Journal of Korean Physical Society Supplement. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi