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人工衛星データの数値解析及び画像処理(雲粒の情報及び雲水量の導出)

研究課題

研究課題/領域番号 08740377
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 気象・海洋・陸水学
研究機関奈良女子大学

研究代表者

久慈 誠  奈良女子大学, 理学部, 助手 (90260653)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード雲物理 / 人工衛星 / リモートセンシング
研究概要

本年度はまず、カリフォルニア沖の海洋性層積雲を対象とした人工衛星NOAA/AVHRRデータを、磁気テープから読み取り、ワークステーションのハードディスクに蓄積し、データベース化を行った。
また、それと並行して、過去にパソコン並びに大型汎用計算機上で開発した解析プログラムのインターフェイスを、ワークステーション用に調整し、数値解析を行った。以前は比較的小さな計算モジュールを多数回(マニュアルで)実行していたが、それらの計算モジュールを統合して少数回の実行(ジョブ)で計算できるように改善できた。結果として、数値計算プログラム全体のスループットが大幅に短縮できた。これは、今後予定している全球規模の大量の人工衛星データの解析においては、必要不可欠なことである。
そして、この数値解析の結果得られた雲層の光学的厚さ、雲粒有効半径、そして、鉛直積算雲水量などの雲物理量を、パソコンのハードディスクに蓄積した。このパソコンに128MB程度のメモリを搭載した。これにより、数値計算の結果並びに、人工衛星データそのものを、カラーあるいはコンターマップなどのグラフィックスで表示し、画像処理することが可能となった。結果として、人工衛星データの特長の一つである、2次元的な描像を最大限に活用することできるようになった。
最後に、解析結果の雲物理量を、トゥル-スである現場観測結果と比較してみたところ、妥当な結果であることがわかった。そのため、以前解析を行った日本近海の場合と併せて、人工衛星データから導出される雲物理量と現場観測とは良く一致することが確認され、解析アルゴリズムの妥当性がより確かなものとなった。今後は、過去の航空機の現場観測による研究例も参考にし、雲物理学的により詳細な考察を加えていく予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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