研究課題/領域番号 |
08740574
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
分離・精製・検出法
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 滴下電極 / 液液界面 / 毛管 / 電気的分析 / 微小電極 / ポテンショスタット / ニロトベンゼン / ボルタモグラム |
研究概要 |
これまでの進行状況 正のフィードバックコントロールを付けた4電極式のポテンショスタットを作成し動作確認を行った。この装置のコンピュータ制御をおこなうためAD/DA変換器をかいしてコンピュータに接続した。さらに装置の制御および測定結果を収集するソフトウェアを開発し、システムの正常な動作を確認した。 滴下電極の最適化をはかるために電解質溶液に通じるガラス毛管の形状の効果を調べたところ、特に毛管の内径と長さのバランスが重要であることがわかった。小さな液滴を得るには細い毛管が必要である。しかしながら細い毛管では電気抵抗が大きくなったり、溶液の流れを妨げる可能性が生じてくる。一方短く薄い毛管は壊れやすく、装置に取り付けるのが非常に困難である。この問題を長く広い毛管の先端に短く細い毛管を取り付けて解決することにより、目的の性能の装置が完成した。 今後の研究計画 現在、ニトロベンゼン溶液に水溶性の電解質溶液を滴下したときのボルタモグラムを測定している。内径0.2mmの毛管では、液滴の大きさは3mm、1秒間に2滴の滴下速度であった。予備的な実験をおこない、液滴の表面では1V以上の範囲にわたって完全に分極していることを確かめた。この実験の主要な成果を確認するために、この“電気化学的な窓"を使い低濃度添加物の検出をおこない、検証する予定である。さらにその後の展開としてこの新しい技術をより広く応用していく計画である。
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