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シナプス形成の遺伝解析

研究課題

研究課題/領域番号 08740581
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 遺伝
研究機関群馬大学

研究代表者

吉原 基二郎  群馬大学, 医学部, 助手 (80222397)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードショウジョウバエ / 神経筋接合部 / シナプス形成 / 突然変異体 / エンバンサートラップ法 / 遺伝解析
研究概要

(1)突然変異体のスクリーニング
神経筋シナプス形成に欠損のある個体は調和した筋の運動が不可能になるために幼虫が卵殻から出ることが困難となり、致死となることが予想される。そこで、トランスポゾンP因子が挿入した約1000系統を樹立し、その中から致死突然変異を起こした約200系統を選び出した。そのときに、1acZ遺伝子をはさんだP因子を使用したため、その突然変異をおこしている遺伝子が発現されている細胞をも明らかにすることができる(エンハン サ-・トラップ法)ので、さらにその中から、筋細胞あるいは運動神経で発現が見られるもの26系統を選択した。
得られた系統に関して、whole cell champ法を用いて、シナプス電流を記録し、野生型と比較した。ある分子の欠損によってシナプス形成が異常になればシナプス電流の異常として検出される可能性が高いので、この方法によって上の26系統から選択し、シナプス電流が正常個体より大きく減少した突然変異体MY7919を単離した。この変異体は、レポータ遺伝子の発現は運動ニューロンにあるが、シナプス前部だけでなくシナプス後部のチャンネル電流にも異常が認められるので、シナプス形成に重要な遺伝子の突然変異体である可能性が高いので、さらに、この変異体の解析をすすめることにした。
(2)MY7919の原因遺伝子のクローニング
東大物理学教室の堀田凱樹教授、高須悦子博士の協力を得て、MY7919の原因遺伝子のクローニングを行ったところ、既存のタンパク質とはhomologyのない全く新規な遺伝子であることがわかった。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 黒見坦: "An inhibitory role of calcineurin in endocytosis of synaptic versicles at nerve terminals of Drosoophila largae" Neuroscience Research,. (in press). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 城所良明: "Glutamate receptor channels and synapse formation in embryonic Drosophila muscles.In : Basic Neuroscience in Invertebrates" JAPAN SCIENTIFIC SOCIETIES PRESS, 367 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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