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RNAポリメラーゼIIlargest subunit (RPIILS)の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 08740589
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 遺伝
研究機関放射線医学総合研究所

研究代表者

菅谷 公彦  放射線医学総合研究所, 第2研究グループ, 研究員 (80280741)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードRNAポリメラーゼII / RT-PCR / アミノ酸変異 / シーケンス / 姉妹染色分体交換 / DNA複製 / 温度感受性突然変異株 / 多重アライメント
研究概要

チャイニーズハムスターの温度感受性突然変異株(ts株)tsTM4は、非許容温度において姉妹染色分体交換(sister chromatid exchange:SCE)を異常に誘発する。SCEは高等真核生物で観察される体細胞で起こる組換えの1種であり、複製途中に起こる姉妹染色分体間での組換えと考えられてきたが、その意味はいまだ不明である。tsTM4は、SCEを異常に誘発する以外にも、S期で細胞周期を停止し、DNA合成が低下する表現型を示す。このtsTM4の遺伝的欠損を相補するヒト遺伝子は、転写反応の主体をなすRNAポリメラーゼIIlargest subunit(RPIILS)であり、ヒトRPIIKS遺伝子全領域を含むゲノムDNAの導入によって、形質転換細胞は正常は増殖を示し、SCEの誘発は正常レベルに復帰する。また、tsTM4におけるRPIILSの発現は正常細胞のそれと同レベルであることから、機能変異の可能性の1つがRPIILS中のアミノ酸変異であると推定した。そこで、今年度はRT-PCR法を用いてtsTM4よりRPIILSのcDNAを単離、塩基配列の決定を行い、正常RPIILSのcDNA全塩基配列と比較することによって、アミノ酸の変化を伴う塩基置換の変異部位を同定した。この置換が起こったアミノ酸は、ヒトやショウジョウバエ、そして分裂酵母においても保存されていた。
さらに、高等真核生物ゲノムの解析を目的として、ヒトMHCクラスIII遺伝子NOTCH4の塩基配列決定を行い、その遺伝子構造を決定し、ヒトゲノム内の大規模な染色体重複領域を見出した。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Sugaya,K.et al.,: "Clening and sequencing for the largut subanit of Chinese hameter・・・・" GENE. (in press). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Sugaya,K.et al.,: "Geve organization of human NOTCH4and (CTG) n polymarphism in・・・・" GENE. (in press). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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