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X線顕微鏡用の大気中設置型ウェットセルの開発と窓用薄膜の作製

研究課題

研究課題/領域番号 08750091
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 工学基礎
研究機関関西医科大学

研究代表者

竹本 邦子  関西医科大学, 医学部, 助手 (80281509)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードX線顕微鏡 / ウエットな試料 / 大気中観察 / ポリイミド膜 / ウエットセル / ケイソウ / ホヤ
研究概要

大気中で試料を観察するタイプのX線顕微鏡用のウエットな試料用セル(ウエットセル)の窓材の検討と、セルの作製を目的とし
(1)ウエットセル窓用の材料の検討と作製
(2)作製した薄膜を用いたウエットセルによる試料観察
を行った。
ポリイミド膜は生物への影響が無く、またサブミクロンの薄膜でも水分を保持するのに十分な強度があることがわかった。また、材料の濃度を変化させることにより、膜厚の制御が可能であり、これを材料とすることにした。ただし、セル全体をサブミクロン厚のポリイミド膜で作製したのでは、重力の影響が有り、膜自身が湾曲したり、破れることから、保持膜として、数十ミクロンのカプトンテープを用いた。カプトンテープに直径5mmの穴を開け、そこに、厚さ350nmのポリイミド膜をテープの粘着性を利用して張り付けた。350nm厚のポリイミド膜は、1nmのX線に対し十分に透過率を示した。このように作製した2枚のポリイミド膜の間にウエットな珪藻とホヤの血液細胞をはさみ、余分な水分を抜き膜をテープの粘着性を利用して密封し、観察した。十分なコントラストが得られ、鮮明な像が観察された。より、膜を密着させるため、中の空気をピストンで抜き取る機構を持った試料セルの作製も行った。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Kuniko Takemoto: "The Object Chamber Staying in Air of the Zone Plate X-ray Microscope" X-ray Microscopy V. (in press).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] A.Hirai: "Imaging Soft X-ray Microscopy with Zone Plates of RITS SR Center" X-ray Microscopy V. (in press).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Norio Watanabe: "Imaging Soft X-ray Microscopy with Zone Plates, in Parallel Use of Optical Microscopy for Wet Bio-Specimens in Air at UVSOR" X-ray Microscopy V. (in press).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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