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超音波による複合材料界面特性の非破壊評価に関する理論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08750123
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機械材料・材料力学
研究機関茨城大学

研究代表者

野崎 英明  茨城大学, 教育学部, 助教授 (60208337)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード非破壊評価 / 逆問題 / 複合材料 / 界面特性 / 超音波 / 波動伝播特性 / 理論解析 / 境界要素解析
研究概要

本研究は,「超音波による複合材料界面特性評価システム開発のための基礎理論」の確立を目的としている。本年度は,まず逆問題解析に使用する順解析データの整備を行い,引き続き材料中の超音波の振幅減衰に関する測定データから逆問題解析により界面特性を推定する手法について検討を行った。
【順解析データの整備】
昨年度までで,「不均質界面層を有する粒子・繊維強化複合材料」の弾性波動伝播特性(位相速度,振幅減衰)に関する順解析は終了している。本年度は,昨年度までの順解析データの補完を目的に,「はく離を有する繊維強化複合材料」および「界面にすべりを許した繊維強化複合材料」の弾性波動伝播特性解析をそれぞれ境界要素法と理論解析により行った。その結果,界面特性は超音波の伝播特性に大きな影響を及ぼすことが明らかになった。特にはく離は,ある程度(はく離部分の中心角45°以上)になると,超音波の波動伝播特性に極めて大きな影響を及ぼす。また繊維と母材の接合部分が小さい場合(はく離部分の中心角170°以上)には極めて強い共振現象が発生し,超音波の伝播速度および振幅減衰にも鋭いピークが現れる。
【逆問題解析手法の検討】
本年度新たに得られた順解析結果および昨年度までの順解析結果を基に界面特性の逆問題解析プログラム(出力誤差法,共役勾配法,最小分散推定法,カルマンフィルタ)を作成した。現在,これらの各逆問題解析手法を用いてコンピュータ上で数値実験を行い,精度,計算時間の面で最も有効な方法を選定中である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 野崎英明,進藤裕美: "はく離を有する繊維強化複合材料の弾性波散乱に関する境界要素解析" 日本機械学会第9回計算力学講演会講演論文集. No.96-25. 161-162 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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