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セラミックスのグレイン/ファイバーブリッジングの特性評価法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08750126
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機械材料・材料力学
研究機関久留米工業高等専門学校

研究代表者

森 和也  久留米工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (50190989)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードセラミックス / グレイン / ファイバー / ブリッジング応力 / 開口変位 / ブリッジングステビライザ
研究概要

アルミナや窒化珪素などの多結晶セラミックスは,き裂の進展した破面間にグレインブリッジングが起きる.繊維強化セラミックスは,ファイバーによって同様にブリッジングが起きる.破壊特性を評価するためには,このブリッジング特性の評価が不可欠である.
本研究では,両縁切欠き入り試験片を剛性の高いブリッジングステビライザと並列に引張り,試験片を安定的に破壊することによって,き裂貫通後のブリッジング応力を求める方法を開発した.この測定法では,破面の開口変位が一様となり,試験片に作用する力がそのままブリッジング力となるため,ブリッジング応力を直接的に測定するこができる.また,開口変位は,ブリッジングステビライザと試験片の変形から簡単に求めることができる.
応用例として,多結晶アルミナのグレインブリッジング応力の測定をおこなった.その結果,1ミクロン以上の開口変位に対するブリッジング応力の評価が可能であることが確認された.本評価法では,開口変位がゼロのときに生じる最大ブリッジング応力を評価することができないが,ブリッジング応力を外挿することによって推定することが可能である.この方法によって推定されたアルミナセラミックスの最大ブリッジング応力は,他の方法で求められた最大ブリッジング応力とほぼ同じであった.
本方法は,ブリッジング材料の繰り返し疲労のカギである,繰り返し変形に対するブリッジング応力の減衰を定量的に評価できる唯一の方法である.
本研究の研究成果は,日本機械学会論文集において発表されている.また,日本機械学会のインターナショナルジャーナルにおいても掲載予定である.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 森和也・今井良一: "ブリッジング応力の直接測定法" 日本機械学会論文集(A編). 63・607. 550-553 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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