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まがりばかさ歯車の動力損失の測定とその予測

研究課題

研究課題/領域番号 08750175
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 設計工学・機械要素・トライボロジー
研究機関広島大学

研究代表者

池条 清隆  広島大学, 工学部, 助手 (60222866)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード歯車 / 潤滑 / かさ歯車 / まがりばかさ歯車 / 効率 / 動力損失 / 歯面摩擦損失 / かくはん損失
研究概要

動力循環式かさ歯車運転試験機を用いて,わずかな動力損失を精度よく測定できる油浸法により,まがりばかさ歯車の動力損失を測定した。同時に,歯当たり状態を測定するとともに,まがりばかさ歯車の歯元ひずみ波形より運転中のかみあい率を求めた。そして,前年度に開発したすくばかさ歯車の動力損失計算法をさらに発展させ,まがりばかさ歯車の動力損失計算法を開発した。その測定結果と本研究で開発したまがりばかさ歯車の動力損失計算法による計算結果を比較することにより,まがりばかさ歯車の動力損失に及ぼす負荷トルク,速度,潤滑油,歯車の諸元など影響を検討した。その結果,以下のことが得られた。
(1)本研究で開発したまがりばかさ歯車の動力損失計算法による計算結果は測定値とほぼ一致した。
(2)まがりばかさ歯車の歯当たりは楕円状となりすべり摩擦損失の大きい部分で歯面の接触が少ないので,すぐばかさ歯車よりも,すべり摩擦損失は小さくなる。
(3)歯車の回転数の増加とともにまがりばかさ歯車のかくはん損失やころがり摩擦損失は大きくなる。しかし,すべり摩擦損失は余り変化しない。
(4)歯車の負荷トルクの増加とともにまがりばかさ歯車のすべり摩擦損失は大きくなり,ころがり摩擦損失はわずかに減少する。
(5)まがりかさ歯車の歯幅や潤滑油を変えることは低トルク時には効率に影響を及ぼすが高トルク時にはほとんど影響しない。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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