研究課題/領域番号 |
08750301
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
WARD Nigel 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (00242008)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 実時間反応 / 対話 / 音声 / マン・マシーン・インタフェース / マルチ・モダル・インタフェース / 訓練支援 |
研究概要 |
本研究の目的は複雑な機械を操作する人の訓練を支援するシステムを作成ことであった。具体的には、音声による使命およびフィードバックを与えるシステムを目指した。その意義は一般的にマン・マシン・インタフェースにおける実時間のやりとりの実現の研究の貢献にある。 計画したシステムは出来上がらなかった。以下その問題点および進歩をぞれぞれ述べる。 1。オペレーターの打つべきキ-を信頼的に予測することは難しいことであるとわかった。それは、ユーザによって、同じ目的であっても、それに達する戦略はさまざまであるからである。システムの予測どおりでないユーザーを批判するのは間違いであるため、一般のユーザーが使えるシステムはまだ無理である。今後、操作の戦略を認識するアルゴリズムの研究が必要である。 2。それでも、基礎研究として、音声対話システムにおける実時間のやりとりを研究した。目的のある、および自由な人間同士の会話を録音し、分析した。主にそのタイミング、特に、あいづち及び情報を受け取った合い図とその前の相手の発話との関係を重視した。それで日本語においては、話者の低ピッチ領域の生成に対して聞き手があいづちを打っていることが分かった。この規則に基づいてあいづちの発生を予測すると、人間同士の自然な会話データにおけるあいづちと良く一致した。そこでこの規則に従ってあいづちを打つシステムを構成し、被験者に会話させたところ、相手を人間だと思わせることができた場合もあったという結果を英語などに延長した。それに、ゲームのような計算機を用いた教育支援システムを作って、それにおける言葉の使用及びタイミングを実験的に調査した。
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