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屈曲形水中推進機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08750305
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 知能機械学・機械システム
研究機関東京工業大学

研究代表者

中島 求  東京工業大学, 工学部, 助手 (20272669)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード屈曲形水中推進機構 / 流体力学 / 生物工学 / 推進
研究概要

1.平成7年度までに製作した推進機構試作機による結果を踏まえ,エアモータ駆動による主能動関節と,ばね駆動による受動関節の2関節を持つ全長3mの自走式推進機構の関節駆動部の設計・製作を行い,静止流体中で作動させる実験を行った.その結果,以下の知見が得られた.
・第1関節の運動はほぼ三角波状の運動となる.これは静止流体中のため,流体力が非線形的になるためと考えられる.
・第1関節の角変位が最大となると,第2関節の角変位はそれまでと逆側に急激に変化する.またそれ以外の時刻では,第2関節の角変位はほぼ一定の値を取る.
2.平成7年度までに開発した,流線形胴体および矩形尾ひれからなる2関節推進機構モデルについての解析法を,実際のイルカやマグロのような三次元形状を持つ尾ひれを解析できるように三次元翼理論を用いて拡張した.その結果,以下の知見が得られた.
・尾ひれのみについては,実際の魚類のように後退角を持った尾ひれの方が,矩形翼よりも推進効率は低くなる.
・胴体部の影響も考慮した解析においても,後退角を持った尾ひれの方が矩形翼よりも推進効率が低くなり,後退角の利点としては別の要因が考えられる.
・三次元性を考慮しても,推進効率は80%以上の高い値となる.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 中島 求,小野 京右: "2関節イルカ形水中推進機構の動力学解析(第1報,解析モデルおよび理論解析法)" 日本機械学会論文集(B編). 62-600. 3044-3051 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 中島 求,小野 京右: "2関節イルカ形水中推進機構の動力学解析(第2報,基本形状に対する最適運動)" 日本機械学会論文集(B編). 62-602. 3599-3606 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 中島 求,小野 京右: "2関節イルカ形水中推進機構の動力学解析(第3報,パラメータスタディ)" 日本機械学会論文集(B編). 62-602. 3607-3613 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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