研究概要 |
光圧電効果と焦電効果を持つ光圧電素子(PLZT)を用いてエネルギーと情報の多重伝送に関して光圧電素子の電荷発生モデルを構築し,シミュレーションにより特性及び提案する手法の有効性を確認した.また,赤外線によるエネルギー供給と紫外線による情報伝達の実験システムを構築し,特性の評価を行っている.光圧電素子の示す焦電効果と圧電効果の時間計数の違いによってそれぞれの効果に起こる変動の分離が可能となるため,赤外線による焦電効果と紫外線による光起電効果を分離し,情報の多重伝送に応用した.現時点では実験による有効性の確認にまでは至っていないがシミュレーションにおいてはそれぞれの信号の分離に成功している.現在の課題としては実験による特性の確認及び時間応答及び情報量の増加などのかいぜん行っている.
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