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規制緩和による電力自由市場下での最適系統運用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08750332
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 電力工学・電気機器工学
研究機関広島大学

研究代表者

久保川 淳司  広島大学, 工学部, 講師 (90225194)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード電力系統運用 / 電力市場自由化 / 最適潮流計算法 / UPLIFT / OPF
研究概要

電気事業法改正に伴う規制緩和により、独立系発電会社の電気事業への参加が可能となった。これらの発電会社の発電する電力は安価であるものの、系統接続により安全性や経済性が損なわれる恐れがあり、総合的な電気エネルギーという観点からの検討が必要である。これまでの研究では電力系統運用を電力会社による独占事業としてとらえ、系統の安全性を確保しつつ経済的な運用を行っているが、独立系発電会社が参入することにより、1社だけの利益を考える運転ではなく、公平な費用負担に基づく競争を考慮した運用が求められる。
本研究では、独立系発電会社の参入を考慮した最適系統運用に基づく、限界費用算定手法についての検討を行った。電力系統の最適運用を実現するための手法として、ニュートン型最適潮流計算法を用い、すべての制約に対してラグランジュ関数法を導入することで、供給-需要に対する感度を求めることができる。この拡張最適潮流計算法のプロトタイププログラムを作成し、テスト系統に適用した。得られる限界費用を用いて、独立系発電会社参入に伴う既存電力会社のコスト上昇分(UPLIFT)を容易に計算できるようになった。
今後の研究課題としては、電力を安定供給する上で考慮しなければならない電圧-無効電力特性に関するUPLIFTの影響があり、本研究を拡張することにより検討を行っていく予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 川原: "高電力供給信頼度を考慮した電力設備停止計画支援システムの一提案" 電気学会論文誌. Vol.166-B. 1492-1499 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 佐々木: "最適潮流計算法による限界費用計算プログラムの開発" 平成九年電気学会全国大会. (発表予定). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 佐々木: "多端子直流送電を考慮した電力潮流計算に関する研究" 電気学会電力技術研究会. PE-96-42. (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 佐々木: "系統計画支援システムの開発(システムの概要)" 電気学会電力技術研究会. PE-96-91. (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 佐々木: "系統計画支援システムの開発(解析用ユーザーインターフェースの開発)" 電気学会電力技術研究会. PE-96-92. (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 佐々木: "最適潮流計算法における不等式制約の取り扱いに関する研究" 電気学会電力技術研究会. PE-96-133. (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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