研究課題/領域番号 |
08750334
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電力工学・電気機器工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
今坂 公宣 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 助手 (40264072)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 誘導型パルスパワー発生装置 / 軟X線 / ガスパフZピンチ / ファーストバンク方式 / ピンチプラズマ / キンク不安定 / ソ-セージ不安定 |
研究概要 |
本研究では,誘導型パルスパワー発生装置を軟X線源として注目されているガスパフZピンチに適用して高効率のコンパクト軟X線源を開発することを目的とする。今年度は、ピンチプラズマの生成と軟X線放射を主たる目的として研究を行った。以下に得られた主な結果を示す。 1.従来のファーストバンク方式および誘導型パルスパワー方式によるガスパフZピンチプラズマの生成並びに軟X線放射特性及び空間分布の定量的測定を行った。 2.両方式ともガス入射からピンチ電流開始までの時間差が増加するほど軟X線出力が低下することがわかった。 3.ピンチプラズマの空間分布の観測を行った。その結果、ファーストバンク方式ではピンチプラズマは径方向への分布が著しく、パルスパワー方式では軸方向への分布が顕著であることがかわった。このことは、軟X線源としてガスパフZピンチを利用する場合に重要な結果である。 4.ピンチプラズマの生成過程を高速度カメラを用いて観測した結果、ファーストバンク方式ではプラズマの収縮時に生じる不安定性として、キンク不安定が支配的であり、パルスパワー方式では、ソ-セージ不安定が支配的であることを明らかにした。
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