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マルチメディアATM LANにおけるレート可変型トラヒック制御方式の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08750438
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報通信工学
研究機関大阪大学

研究代表者

村田 正幸  大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (80200301)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードレート型輻輳制御 / パラメータ設定 / バイナリモード / マルチメディア環境 / シミュレーション / トランスポートプロトコル / ATM / TCP
研究概要

本研究では、ATM LANに適したトラヒック制御として、網の輻輳状態に応じて端末のセル送出レートを変化されるレート型制御方式に関する研究を行なった。本研究者は、すでに、その実現方式として提案されたバイナリモード方式と呼ばれるスイッチを対象として評価を解析的に行なっている。本研究では、それをさらに推し進めて、以下の諸点を明らかにした。まず、ABRトラヒックよりも高い優先権を持つ画像トラヒックがネットワークに加わる場合に、スイッチにおけるセル廃棄を防ぐためのパラメータ設定条件を示した。これは、すでに昨年度の研究において提案したバイナリモードの制御パラメータ決定方法に基づくものであり、制御パラメータを適切に設定すれば、マルチメディア環境においてもレート制御がうまく動作することを示すものである。
ABRサービスクラスをTCPに適用する場合、2つのプロトコルレイヤで異なった輻輳制御を行うために、性能劣化を引き起こす可能性がある。本研究では、スイッチが一段及び多段接続されたネットワークモデルを考え、シミュレーション技法によって、ATMネットワークにおけるTCPの評価を行った。まず、ATM層における輻輳制御方式として、UBRサービスクラスにEarly Packet Discardを適用したもの、ABRサービスクラスのレート可変型輻輳制御の3つの方式を比較する。また、EPD、ABRにさらに機能を付加したものについての評価も行なった。最後に、ネットワークがマルチメディア環境にある場合として、VBRサービスクラスのトラヒックがネットワーク内にある場合についての評価を行い、それぞれの方式の性能比較を示した。その結果、レート型制御はそのパラメータ決定を適切に行なえば、良好な性能が得られることを明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 長谷川 剛.大さき 博之.村田 正幸.宮原 秀夫: "Performance of TCP over ABR service class." Proceedings of IEEE GLOBECOM'96. 1935-1941 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 長谷川 剛.大さき 博之.村田 正幸.宮原 秀夫: "Performance evaluation and parameter tuning of TCP over ABR service in ATM networks" IEICE Transactions on Communications. vol.E79-B No.5. 668-683 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 大さき 博之.村田 正幸.宮原 秀夫: "Robustness of rate-based congestion control algorithm with binary-mode switch in ATM networks" Proceedings of IEEE GLOBECOM'9623GE03:1996. 1097-1101

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 大さき 博之.村田 正幸.宮原 秀夫: "Analysis or rate-based congestion control algorithms (lnvited Paper)" Proceeding of IEEE CDC'96. (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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