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仮想環境構築のための多視点画像からの3次元形状モデリング

研究課題

研究課題/領域番号 08750457
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報通信工学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

斎藤 英雄  慶應義塾大学, 理工学部, 専任講師 (90245605)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード因子分解法 / 形状モデリング / コンピュータ・ビジョン / 3次元復元 / 3次元モデル / 多視点画像 / ドロネ-網
研究概要

本研究では、撮影者が手に持った携帯VTRカメラにより、対象を多視点から撮影した多視点画像から、仮想環境を構築するために必要とされる3次元環境の形状モデルを獲得する手法を開発した。このような3次元モデルの作成は、従来は人手により様々な形状のモデルを与えるといった作業に頼っていたため、様々な実環境に応じて、簡便にモデルを作成する手法の確立が望まれていた。本手法では、撮影された各フレームに対して特徴点を抽出し、それらをフレーム間で追跡する。追跡された特徴点群の3次元座標を因子分解法を用いて復元する。そして、ここで3次元復元された特徴点群から対象の3次元モデルを自動的に生成する。本研究では、この3次元モデル生成のために、2つの手法を考案した。一つは、対象物体が平面のみで構成されているという平面モデルを用いて、復元された特徴点群から物体の平面復元し、対象の3次元モデルを得るものである。もう一つの手法は、3次元復元された特徴点群に対し3次元ドロネ-網のアルゴリズムを用いモデル面の推定を行い,視線の拘束条件,及びテクスチャ情報を用いて物体表面を構成しない疑似パッチを取り除き、対象物体の3次元モデルを自動的に生成する手法である。
本手法を用いて、ハンディカメラを用いて撮影した画像列から対象の3次元モデルを生成する実験を行った。提案した2つのモデル生成手法それぞれから得られた3次元モデルは、いずれも良好な他視点画像を合成できる良好なモデルであり、本手法の有効性が確認された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Hideo Saito: "Object Modeling from Multiple Images Using Genetic Algorithms" Proc.of 13th International Conference on Pattern Recognition. IV. 669-673 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 河村拓史: "時空間画像解析による水中物体の3次元形状計測" 計測自動制御学会論文集. 32,4. 607-609 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 綱島宣浩: "遺伝的アルゴリズムを用いた濃淡画像からの超二次関数のパラメータ推定" 電子情報通信学会論文誌D II. J79-D-II,5. 795-802 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 吉田大史: "VTR画像シーケンスからの3次元モデリング" 第2回知能情報メディアシンポジウム講演論文集. 191-198 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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