• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

電離層の電子密度測定による地震予測の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08750468
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報通信工学
研究機関東京都立航空工業高等専門学校

研究代表者

若林 良二  東京都立航空工業高等専門学校, 電子工学科, 助教授 (60220836)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード地震予知 / 電離層 / FM波 / VHF帯
研究概要

電離層の電子密度を放送波の反射を利用して間接的に測定することにより,地震予測を行う測定システムを構築した。夜間,遠方の民間FM放送を電離層の反射波を利用して受信することにより,電離層の電子密度変化データを取得し,ペンレコーダによるチャートおよびコンピュータデータとして蓄積してきた。蓄積データから,地震の前後に電離層の電子密度が変化すると見られる兆候が現われているのを確認している。しかしながら,受信地点が都内であったため,近接する周波数帯域に非常に電界強度の強い多数の放送波が存在しており,測定データの取得が深夜に限られたため,信頼性のあるデータとするためには,さらに長期にわたり測定データを蓄積する必要がある。また,測定機器の周囲から放射される電磁ノイズの除去も今後の課題である。今回の測定は特定の1局のみに対する受信データであったが,地域の異なる複数局の放送波を同時受信して,並列にデータを処理するとさらに有効なデータが得られると思われる。
次に,GPSを利用した地震計の設計・製作を行った。現在,インターフェース部および測定のためのソフトウエア開発を継続中である。残念ながら,今回は電離層の電子密度の測定データとGPSを利用した地震計による測定データを同時に取得するシステムを完成するまでには至らなかったが,次年度はこのシステムも完成させたい。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi